FPわかし’s blog

目指せ!お小遣い投資家

ライフコストを把握する その2

ライフコストを把握するための項目を説明しましたが、ここではライフコストを把握する方法を説明します。買い物した時に毎回家計簿をつけるのはたいへんですので、ほとんどの人は継続できません。私も家計簿をつけるのは無理ですし、皆が継続できないから毎年「家計簿の新商品」が書店に並ぶのだと思います。

 

ですので、家計簿はつけません。代わりに「通帳」と「クレジットカード明細」を利用します。まずは、生活費に関わる口座引き落とし(銀行口座から自動的に支払われる)を1つの銀行口座にまとめます。できれば支店やATMが近所にある銀行で口座を1つにまとめます。これにより、銀行が通帳を通して家計簿をつくってくれます。

 

また、1つメインのクレジットカードを決めて、できるだけそのクレジットカードで(家族カードもつくって)買い物することです。これにより、クレジットカード会社がカード利用明細を通して家計簿をつくってくれます。

 

節約のルールで「現金以外」を説明しましたが、これを効果的にするためにも買い物は1つのクレジットカードに集中させた方が良いです。理由はポイントが集中的に貯まるからです。そして、いつ、どこで、いくら買ったかという明細をつくってくれるので一石二鳥なのです。ちなみに、私は家族カードもつくってほぼ全ての買い物を1つのクレジットカードに集約しています。

 

日本政府が推し進める「キャッシュレス化事業」により、最近ではQRコード決済(PayPayなど)が急速に普及していて、多くのお店で使えます。ですから、QRコード決済をクレジットカード払いに設定しておけば、ほとんどの買い物をクレジットカード払いにすることができます。ちなみに、私は100円の買い物でさえQRコードを利用してクレジットカードで支払います。

 

支払い内容が「通帳」と「クレジットカード明細」に集約されると、1ヶ月のライフコストの把握がものの10分ほどで済みます。具体的にやることは、購入したお店で区分けしていきます。レシートを見て細かく項目で集計してたらとんでもなく大変ですが、お店ごとに分類すると非常に楽です。

 

まず「住宅」「通信」「医療」は支払先が明確ですからそのまま分類します。そして、スーパーや酒屋の買い物は「食事」で、ホームセンターや美容室、洋服・靴屋さんの買い物は「生活」です。ドラッグストアーには食料品や日用品も多く売られているので微妙ですが、とりあえず「医療」に含めておきます。このように分類ルールを決めて1ヶ月に1回やれば、簡単にライフコストの把握ができてしまいます。