FPわかし’s blog

目指せ!お小遣い投資家

お金の流れを整える

投資をお金に回すという点でまず考えたいのがお金の流れです。投資家が重視すべきことは、収入が高い(お金がたくさん入ってくる)ということよりも、収入と支出のバランスがとれているか(お金が残るか)です。お金が残るということは、そのお金を投資に回せるわけで、その流れが資産収入を増やし投資効果を加速させます。

 

まず、お金の流れがマイナスになっている浪費タイプのパターンです。

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浪費タイプ

ライフコストとレジャーコストが労働収入を超えているため、不足する分を借金しています。この状態では投資を始められませんし、投資を始めてもうまくいきません。ちなみに、ここでいう借金というのは消費者金融などからお金を借りているだけでなく、クレジットカードを利用している場合も含みます。

 

クレジットカードは便利に買い物ができる優れた道具ですが、やっていることは借金です。手元にお金がなくても物が買え(借金)、後から支払う(返済)という金利がかからない借金なのです。そして、クレジットカードのキャッシングはまさに借金です。また、「リボ払いはお得」と考えているのであれば投資家として考えを改めなくてはなりません。リボ払いというのは非常に金利が高く、払っても払っても借金が減らないというとても危険な方法です。

 

なぜクレジットカード会社がキャンペーンしてまでリボ払いを勧めるか考えたことがあるでしょうか?その理由はクレジットカード会社が金利収入で非常に儲かるからです。これはリボ払いを利用している人が大きく損することを意味します。投資家は日常生活の中でもお金が動くところにアンテナを張り、誰が得して誰が損しているのかを洞察する視点が必要です。

 

クレジットカードを使ってはいけないと言いたいのではありません。むしろクレジットカードは色々なメリットがあるので最大限に使うべきです。ここで言いたいのは、ライフコストとレジャーコストが収入の範囲内に収まっているかどうかを確認してほしいということです。もし収まらずにクレジットカードに頼っているようであれば、それは借金に頼っているということです。

 

借金に頼っている状態だとお金が減っていく流れになっていますので、まずはこの流れを変えなければなりません。労働収入の範囲内でライフコストとレジャーコストを抑える堅実タイプに変わらなければなりません。 

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堅実タイプ

堅実タイプのお金の流れでは、借金が無くなりましたが、まだ投資に回すお金がありません。これではまだ投資を開始することはできません。ライフコストとレジャーコストを下げるか、労働収入を上げるかして、投資できる倹約タイプに変わらなければなりません。

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倹約タイプ

やっと投資に回せるお金を確保できるようになりました。貯蓄という部分から余裕資金の範囲で投資に回していきます。この状態をつくり、維持していくことが投資を始めるための条件です。