２．ゴールへの道のり
『お小遣い投資家』は年間15万円の配当をねらうという説明をしましたが、これはまだ通過点に過ぎません。『お小遣い投資家』のゴールはミニマムセミリタイヤを実現することです。ここでは、どのような順番でゴールを目指していくかという流れを説明します。まずは、月1万円の資産収入を得る状態をつくります。
労働収入に資産収入が追加されており、その合計がライフコストとレジャーコストになっています。この状態では、まだ労働収入に頼っている状態です。
ここから、さらに資産収入を増やすように、投資に回すお金をつくり出していきます。投資に回ったお金は資産収入として増え、資産収入が増えれば投資に回すお金を増やすことができます。投資額増加・資産収入増加・投資額増加というお金が増えるサイクルを循環させていくのです。この循環により雪だるま式にお金が増えていきます。
資産収入がライフコストと同等になったら、ミニマムセミリタイヤの実現です。基本的には、この状態を『お小遣い投資家』のゴールとしていますが、もちろんその先にゴールを再設定して投資を続ければよいと思います。
ミニマムセミリタイヤを実現していれば、ある程度のまとまった資産になっているはずです。また、ミニマムセミリタイヤを実現する過程で投資の技術も相当上がっているはずですので、引き続き同じように投資してけば自然とお金が増え続けていくでしょう。
『お小遣い投資家』のゴールまでの道のりについて説明しましたが、ゴールまで急ぐ必要も焦る必要もありません。個人投資家は何といっても自由に投資できるのですから、のんびりと長期的な視点でお金を少しずつ確実に増やしていけばいいのです。短期的にたくさん儲けようという欲望は投資のリズムを狂わせます。相場は海と同じで、個人投資家がコントロールできるものではありません。相場の状況によっては、何もできないということがあって当然です。
大切なので繰り返しますが、投資の秘訣は『のんびり』です。
