FPわかし’s blog

目指せ!お小遣い投資家

10.投資する対象(JREIT)

『お小遣い投資家』の投資対象として大型高配当株を挙げましたが、JREITも投資候補に含めます。まず、JREITですが「Japan Real Estate Investment Trust」の略語で、株と同じように市場で自由に売買できる不動産投資信託を意味します。簡単に説明すると、個人が少額からオフィスビルなどの大型不動産に投資できる投資信託です。

 

例えば、東京の観光名所でもある六本木ヒルズにそびえ立つ六本木ヒルズ森タワーはJREITの物件です。この森タワーの価格は1000億円以上で個人が所有できる金額ではありません。しかし、この物件を所有する森ヒルズリート投資法人に投資すると、間接的ですが森タワーの大家さんになれるのです。そして、投資額に応じて森タワーの家賃の一部を分配金としてもらえるようになります。

 

『お小遣い投資家』の投資対象として、なぜJREITなのかという理由ですが、安定的に高配当を期待できるからです。まず、投資対象が不動産であり、収益が家賃収入です。家賃収入は毎月一定で景気に左右されないので極めて安定しています。また、JREITには「収益の90%超を分配すると法人税がかからない」という特例があるため、結果として投資家にお金をたくさん分配します。このため、JREITの利回りが高くなるのです。さらに、日銀がJREITを大量に購入しており日本政府の下支えのある投資対象なのです。

www3.boj.or.jp

 

JREITには、オフィスビル、住居、ホテル、物流施設、商業施設、老人介護施設、病院などの不動産が含まれます。それぞれの用途ごとに特徴があり、同じ用途でも運用会社や所有物件が異なりますので、どこに投資するかは個別のJREITの調査をしてから選定します。具体的な銘柄選びは、JREITポータルサイトの情報が活用できます。

www.japan-reit.com