FPわかし’s blog

目指せ!お小遣い投資家

ライフコストを把握する その1

『お小遣い投資家』の最終ゴールであるミニマムセミリタイヤを実現するにはライフコストを把握する必要があります。資産収入でライフコストを支払うのですから、ライフコストの金額によってミニマムセミリタイヤ実現の資産額も決まってきます。

 

ライフコストを把握することは、お金の出口を知ることになり、お金の流れを整えることにつながってきます。 まず、ライフコストをどう決めていくかですが、基本的には今も老後も同じく生活に必要となりそうなものです。例えば、おじいちゃんおばあちゃんの家でも毎月かかっている費用に近いでしょうか。そして、一般的に言われている「家計簿」とは異なり、生活するのに必要な内容に絞り込んで決めます。

 

ライフコストの項目:
1.住宅に関わるお金・・・家賃、固定資産税、管理費等、火災保険、水道光熱費
2.食事に関わるお金・・・食料品、調味料、お酒含む飲料代
3.生活に関わるお金・・・日用品、理容・美容・被服代
4.医療に関わるお金・・・医療・医薬品代、健康保険料
5.通信に関わるお金・・・新聞、NHK、電話代、テレビやネット接続料

 

まず住宅ですが、賃貸住宅に住んでいれば家賃、購入住宅に住んでいれば固定資産税、集合住宅に住んでいれば管理費等がかかってきます。また、毎月かかるほぼ固定的な費用のため水道光熱費(電気、ガス、水道)も住宅に含めておきます。なお、住宅ローンはいずれ完済しますので除外します。

食事ですが、スーパーやインターネットで買った食品です。基本的には朝、昼、晩に食べる食事の費用を含め、外食やテイクアウト食品(宅配ピザ)は除外します。

生活ですが、食事以外に日常生活で必要になるものです。石鹸、シャンプー、歯磨きなど家で消費するもの、理美容、洋服や靴などです。

医療ですが、医療機関(病院や薬局)への交通費や支払い、ドラッグストアで買った医薬品(風邪薬など)、健康保険や後期高齢者保険料です。

通信ですが、電話(固定電話や携帯電話)やテレビ(NHKや有料放送)などに関わる料金、新聞や本などの情報入手の料金です。

 

もし車が生活必需品であるなら、ライフコストには車両費が入ります。駐車場、車検、自動車保険自動車税、オイル交換やガソリンなど車に関わる費用全般になります。ただ、車で旅行やレジャーに出かけた際のガソリン代や高速代は除外します(レジャーコスト)。

 

その他、娯楽費(外食や旅行)や交際費(お祝いや贈り物)は除外し、趣味や習い事などに関わる費用も除外します(レジャーコスト)。また、教育費も一時的なものなので除外します。そして、生命保険や医療保険も生活に絶対必要なものではないので除外します。