FPわかし’s blog

目指せ!お小遣い投資家

最安値で買って支出を減らす

ここでは「最安値」について解説します。最安値というのはその言葉通り、最も安い価格で買うということです。ただ、とにかく安いものを買おうということではありません。ここでいう最安値とは、同じ価値なら安い価格の方がいいということです。そして、同じ価値というのは2つの種類があります。1つは全く同じ商品・サービス、もう1つは商品・サービスの中身が同じという場合です。

 

まず、全く同じ商品・サービスについて説明します。例えば、薄型テレビを買うとき、いくつかのモデルを比較して最終的にA社のBモデルを買うことに決定したとします。その際、近所の家電量販店で買うのか、インターネットで買うのか、価格の調査をしてから最も安い方法で買うということです。ちなみに、家電量販店では担当者が特別な割引に対応してくれる場合もあります。

 

ドラッグストアで売られている商品もインターネットで売られている価格と比べるとびっくりするほど違う場合があります。インターネットで買う場合は送料が追加されますが、それでもインターネットで買う方が断然お得の場合もあります。在庫を抱えている商店では安い価格でも売りたいという事情があるのだと思います。

 

缶ビールも場所によって価格が大きく違いますので、私は常に最安値を調べてビールを買うようにしています。そして、車でスキーに行くときは必ず缶ビールを持参していきます。スキーシーズンですから宿泊する部屋の窓に置いておけばキンキンに冷えますので、スキーして温泉に入って冷たいビールを飲みます。もし、宿泊施設で売っている缶ビールを買うと倍以上のお金を支払うことになります。

 

お酒は飲む場所で全く価格が異なります。お祭りやスポーツ観戦などのイベントやレストランやバーで飲むと価格が非常に高いです。そういう場所で飲むお酒は価値が違うという方もいると思うので、意見が分かれるところですが、私は別に気にしないのでイベントに行く前にコンビニ(割高ですがイベント会場より安い)で買って飲んだり、家で飲んでからレストランに行ったりします。

 

飛行機チケットは早く予約すれば安く買えますし、ホテルの予約も早いと割安な場合があります。また、新幹線の特急券も金券ショップが安かったりしますし、チケット類はフリーマーケットやオークションなどで安く買うこともできます。

 

本や音楽CDを買うのも書店で新品を買うより中古で十分です。本の価値は文字情報ですし音楽CDの価値は音源ですから、新品も中古も価値は同じです。ちなみに、私は本を買う時に「読みたい著者が最初に出版した文庫」を買うようにしています。というのは、本を1冊書くのは相当の情報量が必要で、しかも売れないと次がないので、最初の出版本には全てのノウハウを結集して最高の本をつくろうとします。なので中身が濃い(価値が高い)内容になっています。しかも文庫は中身は同じでも単行本と比べて単価が安いのでお得なのです。

 

文庫本は著者と何作目かを判断できる情報が入っています。例えば、鈴木さんの最初の文庫本には「さ3-1」というような記号が入っています。これは鈴木さんが「さ行で始まる3番目」の著者で「1」最初に出したものという意味です。鈴木さんが次の文庫本を出すと「さ3-2」になります。この記号をもとに最初の文庫本を探すのです。

 

新車を買うときも年度末(3月末)や新型モデルが出る前など、営業マンが何としても売りたいので結構な値引きをしてくれる場合もあります。このように、全く同じ商品・サービスでも価格は大きく異なるので、できるだけ安く買う方法を考えるとお得です。特に、車は価格が高いので値引き率が少しでも大きな金額の差になってきます。さらに、車の車検もできれば安いところでやるのがお得です。

 

次に、商品・サービスの中身が同じという場合を説明します。まずはガソリンですが、ガソリンスタンドの種類(ENEOS、シェル、出光など)がいくつかありますが、結局レギュラーガソリンとしてはどこで入れても同じです。一方で、牛丼の場合はそれぞれのチェーン店(吉野家すき屋松屋)で味が違いますのでどこで食べても同じではありません。牛丼は好みの店で食べるのがいいですが、ガソリンは最安値のところで入れるのがお得です。

 

保険もお金が出るという価値は同じです。生命保険、医療保険自動車保険など全て条件に合致した場合にお金がもらえるという意味では同じ価値です。ですから、保険は条件が同じなら安いところで入るのがお得です。例えば、私は毎年自動車保険会社を変えます。その理由は、新規インターネット申込というのが最も割引率が高いからです。先日同じ条件で見積を比較したら、A社は1万6千円、B社は3万円でした。

 

価値が違えば価格が違うのは当然です。しかも価値とは人それぞれで変わってきます。ただ、同じ価値なら安い方がお得ですので、できる限り安く手に入れる方法を考えましょう。繰り返しになりますが、決して何でもかんでも安いものを買うということではなく、あくまで「価値が同じなら」という条件がつきます。