FPわかし’s blog

目指せ!お小遣い投資家

3.投資条件を決める(購入株価)

投資対象が決まったら、次にやることは「いつ投資するか」という投資タイミングです。株価は常に変化していますので、投資対象の株価がいくらで投資するのかという購入株価を決めます。この購入株価を投資ノートに書いておき、その株価になるまでじっと待ちます。早く投資したい気持ちが出てきますが、ここは我慢のときです。投資とは、投資対象が暴落したときから始まるのです。

 

大切なので繰り返しますが「価値あるものの価格が一時的に大きく下がったときに買い、配当をもらいながらのんびり保持する」というのが基本です。その上で「もし大きく株価が上がってきたらいったん手放し、次の投資タイミングに備える」ということです。このパターンを絶対に守らなくてはなりません。ここが『お小遣い投資家』の最重要ポイントです。

 

購入株価を決める1つの目安としては「投資額60万円×利回り4.2%」という条件です。この条件で年間配当2万5千円になります。同じ条件で6銘柄に投資すると年間配当が15万円になります。ただ、投資できる金額や投資対象として選んだ銘柄数は人それぞれ違うでしょうから、まずは1つの銘柄で4%~5%の利回りになる株価を購入株価にするのもよいでしょう。

 

そして、購入株価を決めるために確認しておくべきことが過去の株価です。現在の株価が高い方なのか低い方なのかを確認します。例えば、以下はみずほフィナンシャルグループユニ・チャームの20年チャートです(SBI証券のチャート情報より)。

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みずほフィナンシャルグループ 20年チャート

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ユニ・チャーム 20年チャート

みずほフィナンシャルグループは200円あたりを上下しながら全体としては株価が低迷しています。一方で、ユニ・チャームは多少の上下があるにせよおおむね右肩上りで上昇しています。

 

もし、みずほフィナンシャルグループを投資対象としたなら、2007年や2016年に暴落している理由や株価が低迷している理由を調べます。現在の株価が非常に低いという点を踏まえて購入株価を決め、投資ノートにそれらを全て書いておきましょう。

 

もし、ユニ・チャームを投資対象としたなら、2015年から2016年にかけて株価が暴落している理由や株価が右肩上がりに上昇している理由を調べます。現在の株価が非常に高いという点を踏まえて購入株価を決め、投資ノートにそれらを全て書いておきましょう。