FPわかし’s blog

目指せ!お小遣い投資家

9.投資する対象(大型高配当株)

ここからは『お小遣い投資家』が何に投資するか説明していきます。投資対象に興味がある方が多いと思うのですが、あえてこの章の最後に説明することにしました。というのは、投資が成功するかどうかは、投資対象(何に投資するか)より、投資家としての考え方や投資のやり方が重要だからです。ですので、この章の1から8までをしっかり理解した上で、投資対象の選定に入っていただきたいのです。

 

投資対象はいくつかありますが、まずは大型高配当株と呼ばれる日本の株式です。「大型」というは、時価総額流動性が高いものを指します。

www.smbcnikko.co.jp

 

『お小遣い投資家』は、主にここに登場する100社(毎年見直しされます)を投資候補とします。なぜ、この100社なのかという理由ですが、日本を代表する企業であり倒産や無配当(配当が出ない)という可能性が極めて低いからです。もちろん、絶対倒産しないとか、絶対配当が出るということではなく、あくまで可能性が低いということです。

 

実際に、2010年に日本航空は破綻して株価がゼロになりましたし、業績が著しく悪い場合は無配当になる会社もあります。ただ、この100社は、株式市場全体から考えると相対的に安定しているので、長期的かつ安定的に配当をのんびりもらうことをねらう『お小遣い投資家』にとってはちょうどよい条件になるのです。

 

次に「高配当」という点から、配当利回りの高いものを投資対象とします。高配当の定義は特にない(金利や他の利回り水準によって変化する)ので、年間の配当15万円を実現することを踏まえて、なるべく配当利回りの高いものを選びます。ただ、繰り返しになりますが、単に配当利回りが高いものを選ぶのではなく、なぜ配当利回りが高いのかという点も調べ、考えながら投資対象の会社を選びます。

 

投資対象を選ぶ際に最も大切なのは、株価が暴落したときに迷わず買えるかどうかです。そのためには、選んだ会社への信頼感が高くなければなりません。ですので、選んだ会社のことを色々と調べて、信頼感を高めていくようにします。焦る必要はありませんので、色々な会社を選んでは調べて「これだ!」というものに巡り会うまでじっくり選定しましょう。