FPわかし’s blog

目指せ!お小遣い投資家

6.持つ-配当をもらう

アクションサイクルの2つ目は「持つ」です。購入株価で買った銘柄をじっと保持しつつ配当をもらいます。

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アクションサイクル (2)持つ

ここでは特にやることはないのですが、投資ノートに追加で記録をつけておきましょう。投資対象を絞り込む際に、その銘柄を選んだ理由を投資ノートに書いていますが、そこへ具体的な取引記録も追加します。いつ(日付)、いくらで(株価)、どのくらい(株数)、そしてなぜなのか(理由)です。特に、理由はできるだけたくさん書いておきます。後から振り返って、良かったと思えば成功パターンの1つになりますし、良くなかったと思えば反省や改善の材料になります。

 

逆に、やってはいけないことがあります。それは「損切」です。第3章で詳しく解説しましたが、株価が下がろうとも損切しません。「売りが売りを呼ぶ展開」になると、株価は底なしに下がっていき、画面上に出る含み損の金額が膨らんでいきます。しかし、焦らずのんびり保有しておくことが「持つ」では大切です。含み損である以上まだ何も失っていないわけですから、いったん投資していることを忘れるくらいでよいと思います。

 

ちなみに、私は含み損が大きく拡大しているとき「価値と価格」のことを思い出すようにしています。家には様々なモノがあります。例えば冷蔵庫ですが、冷蔵庫の価値は食品を冷やし劣化を防ぐことで、冷蔵庫の価格は買ったときの値段です。いったん冷蔵庫を買った後は、いくらで買ったとかいくらで売れるという価格ではなく、ちゃんと冷えるかという価値しか考えないはずです。投資もこれと同じで、配当が出る(価値)が大切であり、他の人がつけた値段(価格)を気にする必要はないわけです。